DAYS 生方千加子というキャラクター

DAYS読み終わりました。

天下のマガポケ様、ありがとうございます。

 

漫画自体はまぁ普通という感じ。

キャラクターごとに個性が立っていてそこは良かった。ただ、試合中における各キャラクターの焦点の当て方について、同じパターンが多くあまり刺激はなかった。スポーツ漫画だから仕方ないが、観客席にいる他チームのメンバーが「あの選手はこういうところが凄いんだ」みたいなのばっかりだった。

試合自体の内容も、まぁ普通という感じ。

 

DAYSで一番良かったところは、生方千加子というキャラクターである。

生方が持つ過去やドラマというものは平凡なものだが、要所要所で見せるカッコよさが他の漫画に類を見ない唯一無二の魅力的なポイントであった。

最後の大きな試合で決勝点を決めたコンビに「お前ら最高だよ」と言える1年女子は他にいるのか...。

特に印象的なシーンは、やはり最後の場面である。

自分が納得できるまでどこまでも努力するが、マネージャーという立場から、常に一歩引いた場所で選手たちを眺めていた生方。しかし、電車から駅のホームに降り立つ最後のシーンで、私も確かに彼らと同じ時を過ごしたんだという想いから、人目も憚らず大泣きする。

これが良い。

部活という限られた時間だからこそ生まれる感情、想い。身に沁みました。

 

何やらスッキリした顔だがイライラすることばかりという生方、かわいい。